私の夢ブノワトン高橋幸夫さん

ラテール時代にシェフから「伊勢原にブノワトンというパン屋さんがあってとても素晴らしい!金さん(私ね)好きだと思うよ」聞けば国産小麦(それも湘南で採れた小麦を中心 採れるんですね〜)にこだわりソーセージなども自家製。そんなこと言われたら行くしかないでしょ。
電車に乗って伊勢原へ。駅から20分くらいのところにあり駐車場をお完備したモダンな店構え。店内は決して広くはないのだがどれも輝いていて美味しそう。長年職人をしていると感覚がわかってくる。このお店は絶対美味しい!直感はほぼ当たる。何を買ったか覚えていないが駅に着くころには無くなっていた記憶がある。
「ここはすごい!」
「こんなお店にしたい!」
新たな夢を抱いた瞬間。目の前がパーっと開けた感じになりました。
いつかこのパンを作っている方に近づけて、いろいろ勉強できないかなとたくさんの夢を持たせてくれました。しかし僕がお店を持って1年半が経った時、ブノワトンのオーナー高橋幸夫さんは42年という生涯を閉じあの世へ旅立ちました。
今日のブログを書くのに「何にしようかな〜」ボケーっと考えていたところに
「ブノワトンのパンが食べたいな」ふと思い書き出し、何年経ったか調べたらなんと!今日が命日3回忌でした!こんなことあるんですね。
ビックリしたのと同時に「ブノワトンのあの味、私のことも忘れないでください」というメッセージだったのでしょうか。忘れませんよあの衝撃。頑張って一歩でも近づきたいです。頑張ります!