息をひそめている私(笑)

いや〜、久しぶりすぎて書くことがいっぱいあるのに、いざPCの前に座ると手が止まる・・・病気かな?(笑)


この夏は例年になく苦戦しました。暑さや天候不順、9月は台風や日照不足で毎日天気予報を見ながら祈ってましたし。しかし10月に入り新作なども店頭に出したら天候も落ち着き、お客様もたくさんお見えになりました。ひとまずほっと胸をなでおろしてます。


さてそんな2016年夏でしたが、いろんなパン屋さんのオープンや閉店が相次ぎました。
東京は言わずと知れたグルメの町(というか国レベル)正直何でもそろうし本国よりおいしいお店もたくさんありますよね。パンに限って言えば東京のパンのレベルって相当高くて、本国(フランスやドイツ)より水準の高いお店も多いです。
それでも海外から東京に出店するお店が後を絶ちません。本国までいかなくちゃ食べれないと思っている人にとっては、その国に行く必要がなくなるからいいのかも知れませんね。


でも最近気になるのが、その海外からのお店のオープンと閉店の期間が短くないですか?
行こうかと思って調べるともうない!ってことが多くて。移転とかも多いですね。
都内の一等地にデ〜ンと構え、「すごいな〜!」と生唾を飲み込み店内に入って、あまりの値段の高さに2,3個しか買わずに出てきたことも結構あります。お店の皆に買って行こうとしてるのに・・・ごめん


ヒンメルがオープンして2年目の頃、ある会社の方(その会社もお店を経営)に言われた忘れられないひとこと。
「ヒンメルはおしゃれで今は売れてるけど、うちは10年先、いや20年先を考えてお店を作ってるから」
ありがたい言葉として自分に言い聞かせ、ちょっとやそっとの風に吹かれても、絶対自分のお店を守ると強く誓った瞬間でした。それからはその日の売り上げに一喜一憂したり、急な変化を求めるのではなく、ある程度の長いスパンでお店の先を読むことを勉強しました。
あっ、その方のお店はずいぶん昔に閉店してますが・・・


結局お店の将来を握っているのはお客様であり、我々はどううまく付き合っていくのかでしょうね。お金をかけて大々的にパン屋を作ったり先を急ぎすぎると、そっぽ向かれるような気がして私はしません。近隣のイベントに参加したり住民の方との接し方など、大事なことはたくさんあるのではないかと感じています。
「他人のふりみて我がふりなおせ」